はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

読んだ:『先住民からみる現代世界 わたしたちの〈あたりまえ〉に挑む』

北海道にいる、ということで、お正月に『ゴールデンカムイ』をパートナーと大人買いして読んだ。アイヌの文化を垣間見たり、国家共同体をつくる上での思惑、を描いたりしてあってとても興味深かったのだけれども、北海道博物館にあった「アイヌ」の表象の仕…

コロナ感染(2回目)

咳がこんこんするな、身体がなんかだるいな、と思って病院に行ったらコロナだということがわかった。2022年の夏にコロナになっているので、1年半ぶりくらいのコロナ感染である。 今回は高熱にうなされることもなく、咳が辛いのと、頭痛と身体のだるさが目立…

読んだ:『桜前線開架宣言 Born after1970 現代短歌日本代表』

山田航編著の現代短歌集『桜前線開架宣言』を読んだ。 大学のサークルの読書会で読んでいる子がいたりとか、実際に掲載されている人にバイト先の知り合いの人がいたりとかしていたのだが、当時(2015年~2016年くらい?)はあんまり現代短歌というものに興味…

『パルプ・フィクション』

1994年のクエンティン・タランティーノの映画、『パルプ・フィクション』を観た。 恋人の評価は「60点」ということだったけど、私はこの映画を割と気に入ったし、観て1日経った今でも、この映画のことを考えてしまった。 『パルプ・フィクション』にはギャン…

ほぐれる

身体の節々が痛んで、とても重かった。今もだるさが消えない。それに伴って心の方も沈んだ。起き上がって何かをしようと思っても何もできなかった。仕方なくベッドで休む。休んでいるうちに身体がどんどん固くなり、身動きがとれない、と思った瞬間に眠りに…

化粧品の整理

化粧ポーチにある化粧品を定期的に整理しなければならない。 きっと私よりずっと化粧が好きな女の子は、化粧ポーチの中身なんて整理しなくても、「そういえば新しく出た色のリップを試したいな」などと新作の計画が頭にあるのであろうが、私のような「化粧品…

読んだ:『ザイが作った「株」入門 改訂3版』

ダイヤモンド社が発行している『めちゃくちゃ売れてる株の雑誌 ザイが作った「株」入門 改訂3版』を読んだ。 株を始めるのである。 「積み立てNISAも始まるし、株のこと詳しくなるか~」と思って、右も左もわからない超初心者のために初歩的なことを教えてく…

読んだ:『ばにらさま』

山本文緒の『ばにらさま』を読んだ。 元旦に初詣に行った帰り、実家の方で一番大きな駅にある書店で買った文庫本で、さらにその駅から実家の方まで帰る間に表題作の「ばにらさま」を読んだ。 「若い女性をずいぶん厳しく書く人だなあ」と思った。実際に他の…

読んだ:『風と双眼鏡、膝掛け毛布』

梨木香歩の文は丁寧に書かれていて、心を穏やかにする文が多い。今まで読んだことがあるのは『エストニア紀行』、『ぐるりのこと』など。大晦日に買って、1月2日の新幹線の中で読み始め、空港に着く前の電車で読み終えた。 今回のエッセイのテーマは「日本の…

偶然と祝福

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。はちみつです。 今年は元旦に実家の方の一宮に行き、お参りをしてきた。 二日目にはパートナーの実家に行って、お昼をパートナーのご両親といただいた。 (めちゃくちゃ緊張した……) そうして…

蝶・蟻

うん、女子校には行かなかったが女子大には行った。 まあ成績やメンタルも関係あるけど、中学の担任の先生の言った一言が理由でもある。 「なんで男子大学っていうのはないのに女子大はあるんだろうね」。 今考えればこれが日本の教育機関のジェンダーについ…

読んだ:『えーえんとくちから』

大晦日のお昼ご飯は、雑穀米のおにぎりと、梅干しと、柚子風味のおかかであった。グラスに入った麦茶を飲む。 実家に帰っている。こちらは明るくて暖かくて春のようだった。聞けば気温は13度だという。空は青く、雲がたなびき、陽光のふりそそぐ年末である。…

読んだ:『お金に強い女になれる本』

昨日、幼馴染と集まって仕事や恋愛の話をしていたのだが、それぞれ三者三様に生きてるなぁ……と思った。 安定を第一に考えつつも、柔軟性を持って生きている子だったり、流行や名声を追い求め、それについて努力をしている子だったり……。私ですか? 自分の人…

読んだ:『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』

いっぱい本を読んでいる人、尊敬する。 三宅香帆さんを知ったのは大学生の時である。 読みたい小説が見つからない時に読書エッセイなどを参考にして新しく開拓をしていくのだが、たまたま『人生を狂わす名著 50』を手に取って、「私よりもっといっぱい本を…

読んだ:『夢をかなえる人の手帳術』

2003年にディスカバー・トゥエンティワンから発行された手帳術の本・『夢をかなえる人の手帳術』を読んだ。 2023年の目標は、「①TOEIC 800」と「② 源氏物語読破」であったけど、まずTOEICの初受験と源氏物語の購入をしたのが3月だったので、それで2ヵ月くら…

読んだ:『どくろ杯』

金子光晴の『どくろ杯』を年末になってやっと読み終わった。 もう閉店してしまった、渋谷の丸善ジュンク堂で買った本である。2022年に買ったのだっけ。忘れてしまった。 金子光晴を読もうと思ったのは、角田光代さんがインタビューで、旅行する時に読む本と…

『オラファー・エリアソン展』

パートナーとともに実家での食事会を終え、翌日また東京に戻った。 泊まったホテルにはお風呂場と朝食バイキングがついており、どちらもそこそこに楽しんで、私は証券口座を開設しに行った。資産運用をはじめるのである。でも何もわからないから、勉強する必…

2023年振り返り

2023年が終わるまでまだあと5日ほどあるけれど、明日は出社で明後日に実家に戻り、29日にまた東京に行って30日に幼馴染たちとご飯を食べ、31日にまったり過ごす、というスケジュールなので先に2023年の振り返りをしておこうと思う。 Fair is Foul, Foul is F…

2023年のクリスマス その2

12月25日は午前中に洗濯物を干し、洗い物をした。 昨日は太陽が出て明るい日だったので、気分が良かった。コンサートのチケットを購入した。 午後になってからはドラッグストアで買い物をし、(「シャルドネの香りの柔軟剤」など目を見張るものがたくさんあ…

2023年のクリスマス

今年は恋人と過ごす2回目のクリスマスである。 去年はモンサンクレールのケーキを自由が丘まで買いに行き、恋人の部屋で『素晴らしき哉、人生!』を観てワインを飲んだ。翌日は神楽坂に行ってハンドクリームなどを買っていた(気がする)。 2023年のクリスマ…

読んだ:『君が手にするはずだった黄金について』

小川哲の連作短編小説・『君が手にするはずだった黄金について』を読み終えた。 小川哲、伊坂幸太郎以来の作家になるのではないかと思って勝手に期待を寄せている。 連作短編小説なのだけど、「プロローグ」、「三月十日」、「小説家の鏡」、「受賞エッセイ…

読んだ:『君のクイズ』

新刊を出している小説家でこれから読まれていく作家は誰か? と訊かれたら、私は「小川哲」と答えると思う。 小川哲の作品は、「つくりたいもの」がはっきりしている。その「つくりたいもの」は別に読者の感情を操作しようとしたりするものではないし、「ど…

フィールドワーク報告会に行って

10月に母校でフィールドワーク報告会が開かれていた。 私のいた大学のコースでは、テーマを自分で設定し、実際に足を運んで参与観察やインタビュー調査をすることになっている。仕事を辞めることになって「アカデミアに戻りたい~」と思っていた時だったので…

今日買った本/読まなければいけない本/積読本

【今日買った本】 ①小川哲、『君のクイズ』 連作短編小説、『君が手にするはずだった黄金について』を何編か読み、インタビューも読んで「面白い人だな」「目標にしたいな」と思ったので買った。本当は『地図と拳』が読みたかったが、パートナーがクイズ好き…

霧島澄子的アイドル

知らない人たちが主催するパーティーに行った。なぜ私が知らない人たちのパーティーに行くかというと、集団というものを知るためである。 このパーティーではアイドルが歌って踊っていた。私はアイドルが一生懸命になっているところを見ていたのだが、気恥ず…

観た:『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』

ティム・バートン版『チャーリーとチョコレート工場』が日本で公開されたのは2005年のことだったらしい。私が10歳にもならない時のことである。 バートン版を観る前に、ロアルド・ダールの『チョコレート工場の秘密』(評論社)を読んでいたので、ウィリー・…

読んだ:『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』

村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を読んだ。 10月に指導教官に会いに行ったら、「村上春樹の小説の中ではこれが一番好き」とおすすめされたので。上巻を国分寺の紀伊国屋で買って、下巻を札幌の三省堂で買った。 北海道のウィー…

キャロットケーキを焼く。

パートナーがくうくうと眠りこけていたので、疲れ果てて出しっぱなしになっていた食器を洗った。 食器を洗ったついでにキャロットケーキをつくろうと思っていた。 使う食材はクリームチーズ、レモン果汁、砂糖、きび糖、小麦粉、ベーキングパウダー、シナモ…

読んだ:『じゃむパンの日』

赤染晶子のエッセイ・『じゃむパンの日』を読んだ。京都府舞鶴市出身の人で、大学院が北大だったらしい。なので時折京都の話も出るし、札幌の話も出る。 この人の語り口調にはユーモアがあって、やわらかく、やさしい。現代では「ちょっと変わっとるから近づ…

遠方より友来る2

大学時代にサークルで知り合ったAさんが出張で北海道に来ていた。 最近よく知り合いが北海道に来る。知り合いの知り合い、というような人も来る。来月も(会う予定は今のところないが)知り合いが出張で来るはずだ。寒いのにみなさんよく来てくれる。 今日は…