今年は恋人と過ごす2回目のクリスマスである。
去年はモンサンクレールのケーキを自由が丘まで買いに行き、恋人の部屋で『素晴らしき哉、人生!』を観てワインを飲んだ。翌日は神楽坂に行ってハンドクリームなどを買っていた(気がする)。
2023年のクリスマスにはまず花瓶があり、花があった。薔薇と松ぼっくりと葉先がぎざぎざになっている、しかしやわらかい緑の花束。
クリスマスケーキをケーキ屋さんから持ち帰り、恋人がローストビーフと蟹トマトクリームソースのパスタをつくってくれた。前菜はカプレーゼという豪華な食事だった。
恋人の誕生日の時に謎解きを用意したのだが、今度は恋人が「真髄を見せてやる!」ということでクリスマスプレゼントを当てる謎解きを用意してくれた。
説明文をパワポでつくって印刷したり、折り紙をいくつか折ってくれたり、アナグラムにしてくれたりと凝ったつくりになっていた。
最後全然わからなくて、「ドイツ語読みだよ」と言われてやっとプレゼントがなんなのか当てることができた。
私も恋人も用意したのは酒器で、恋人は「僕たちはどれだけお酒が好きなんだ」と言っていた。
テレビでジャズを流して赤ワインを飲んだ。私は家で過ごすクリスマスが結構好きである。
今日は私が休みの日なので、晩御飯を私がつくる。
何をつくるのかは全然決めていないのだけど、こうしてのんびり「何をつくろうかな」とか「今日はどんな風にして一日を過ごそうかな」と思うのが久しぶりで、なんだかわくわくする。
ルーブル展で買った紅茶を去年プレゼントしたティーカップを使って飲んだ。
2023年もあと少しで終わる。