はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

祖父のお葬式

祖父が亡くなったので、実家の方に帰っていた。婚約者と「まさか一週間後にまた実家の方に行くとは」と言った。婚約者にもお葬式に出てもらったのである。婚約者は妹夫妻と初対面だった。お葬式が終わった後お寿司をとり、みんなで「ITO」というカードゲームをしてひとしきり盛り上がった。

 

お葬式後にもお焼香に見える方もいて、品物を追加で購入したり、役所での手続きをしたり、銀行に行ったりと、それなりに忙しくしていた。それなりに忙しく。

 

金曜日のフライトで北海道に帰る予定であったが、その日は温泉に行き、露天風呂に入ったり、冷たい牛乳を飲んで人心地ついた。テラス席にいたのだが、どうやら少し眠ってしまったらしく、「疲れているんだな」と思った。

 

この機会に、戸籍謄本をとってみたのだが、いろいろなことがわかって面白かった。戸籍の制度は明治時代につくられたらしいのだけど、日本の法律の歴史や、土地の歴史について調べるのはなかなか面白いのではないかと思った。

 

嘘か本当かわからないが、祖母(とその妹さん)の先祖を辿っていくと、徳川や織田信長につながっていくらしい。ほんとうかよ、というところであるが、祖母が話して聞かせてくれた、祖母のおばあさんにあたる人が、東京駅の近くに住んでいたというのはほんとうのことのようで、住んでいた住所を見るなり、「ここ……行ったことがある!!」とびっくりした。

 

ここだけの話、その場所に行くとなんだか不思議な感じを感じたのだった。

懐かしい感じというか、「ここ好きだな」というような。

 

うちは親戚付き合いがあまりないのだが、久しぶりに自分のルーツというものを考えさせられた。

 

お葬式は立派にできたと思う。私は北海道に来てしまっているのだが、「こういう人も来るんだなあ」と思う人が来てくれた。

 

金曜日に羽田からのフライトで、機内で自民党総裁選の結果についてニュースを見た。横に表示されている株価が+903円とかでびっくりした。そんな数字が出ることがあるんだ。*1

 

祖父は経済のニュースはあんまり見ていなかった(ような気がする)が、政治のニュースは熱心に見ていて、衆院選の速報などをテレビでちゃんと追いかけるような人であったから、自民党総裁選の結果と、そのコメントについて、私も熱心に見てしまった。

 

でもあたりを見回していて機内でニュースを見ている人はあまりいなかったようで、「そういう時代になってしまったのかなあ?」などと首を傾げた。今年のお正月に起きた羽田のニュースはみんな見ていたが。

 

実家にいるとすごくかなしい気持ちになってしまった。北海道の家に帰ってくるとやっぱりほっとする。私の家はもうここなんだと思った。

*1:とはいっても、株価のことをよく知らない