はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

旅行②実家へ親挨拶

2日目、起きてチェックアウトを済ませ、カフェに行った。カフェで簡単な食事を摂り、コーヒーを頼む。10時になるくらいの電車で私の実家へ向かう。途中の駅まで車を出してくれるということだったので、お願いした。

 

電車の中ではきゃいきゃいと結婚式のウェルカムボードの話などをした。そうして駅に着くなり、これからの予定を母は話しはじめ、まず家に向って父を迎えた後、顔なじみのレストランで食事をすることにした。

 

予約は事前にしてあったらしく、半個室に通されて、前菜、パン、スープと出てきた。

前菜を少しいただいていたところで、パートナーは、緊張していた手を止め、「今日は」と切り出した。

父も母も緊張していたような気もするし、一種の儀式のようなものかもしれないが、「よろしくお願いします」ということで無事、彼の私の方の親挨拶は終えた。

レストランから帰ってきた後、少しばたばたして、それでお墓参りに行くことになった。お線香やお花を持ち、私が先頭に立って、お墓の方へぐんぐん歩く。

 

「お水はここね」とか「お花、このティッシュとっちゃっていい?」などと話し、母がまとめて線香に火をつけ、それを置く。

「しばらく前に妹夫婦が来てお花を替えてくれたんだけど、暑さでもうだめになっているわね」と母は言い、花の交換が行われた。

 

手を合わせて祖母と、ご先祖様に報告をする。

 

パートナーもそのようにしてもらい、両親は「わたしたちはいつも来ているから手早く済ませるね、おばあちゃん」と言って手を合わせた。

 

そうしてあたりを片づけて、車に乗る。次は祖父の面会をしに病院へ行く。

 

祖父は具合が悪いと聞いていたが、実際に会うと、かなり痩せていた。鼻にくだを巻き、しかし意思疎通はできるようで、私に「いつ来たのか」などを尋ねた後、私は、パートナーを紹介し、「今度結婚するの」と伝えた。祖父は、パートナーに「出身はどちら」「親御さんは今日来ていないの」「ご兄弟は」など聞いた後、「よろしく頼みます」と言った。私に「良い彼に出会えてよかったね」と言った。

 

面会時間は本人に負担をかけないように少なく、と言われていたこともあって、私は「じゃあ行くね」と言い、パートナーは「また来ます」と言っていた。

 

後に、パートナーは私が「ショックを受けている様子だった」と言っていたが、事実その通りで、祖父の弱っている姿を見て、かなしかったのは事実である。両親は「元気だから」と言っていたが、それは病状の割に元気、とか、頭が働いている、とかそういう意味なのだろうと思った。

 

面会を終えて車に乗り込み、駅まで送ってもらった。最後に両親に手を振り、「顔合わせが楽しみです」というコメントをもらって、駅構内まで走って行った。振り返ってまた手を振った。

 

電車は東京に戻り、私たちは駅で手土産としてお渡ししたかったものを購入して、ついでに自分たちの食べたいお弁当やビールを買って、新幹線に乗った。

 

お弁当は「The 東京幕の内弁当」というお弁当で、深川めしや蕗や天ぷらの入った、食べるのにちょうどよいお弁当であった。車内でビールのプルトップを上げ、お互いに軽く乾杯して話しながら西へ向かう。

 

彼の出身は関西なのであった。

 

ホテルに着いて、私たちは再びビールを買いに行き、おつまみと一緒にそれらを飲んだ。

 

疲れていたので、すぐ寝てしまった。