通っていた小学校にはブラジル系やペルー系の子たちがいた。
ブラジルに行こうと思ったことはないけれど、なんだか日本から一番遠いようで、一番近い国はブラジルなのではないかという気がする。
『セルタンとリトラル』は公衆衛生の研究者のエッセイである。
なぜブラジルに行くことになったのか、とかブラジルでのご飯とか、メイドさんを雇うことについてなどが語られている。
お産のプロジェクトなどについても触れられており、女性のあるべき姿は「愛と祈り」なのではないか、ということも書かれていて、とても共感した。
読み終えて私は、自分が次に書くべきものがわかった気がする。
私は長いこと、女性と子どものための物語を書きたいと思っていたのではないか、という気さえした。