はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

最近の読書

クッツェーをやっと読んだ。

最新刊の『ポーランドの人』である。

『夷狄を待ちながら』とか、『マイケル・K』とか一応持っている持っている(つまり積読している)のだが、苦しい感じが長く続くので正直ちょっと敬遠していた。

けれども『ポーランドの人』はまるでフランス映画を観ているみたいに、淡々と場面が切り替わっていき、詩的でさえあるので、電車に乗っている間に読むことができた。

恋愛小説と言えば、ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』を読んだこともあるけれど、男性の女性に対する向きあい方と、女性の男性に対する向きあい方はかなり違う、というような気がしてきている。

今の時代「男性」とか「女性」とかはより多様で中性的なものになろうとしているけれども、やっぱりこと恋愛に関しては――男性の熱烈な信奉、あるいは理解者としての女性というのと、女性の女性的な面から許すことのできる男性――というのは異なっている気もする。

 

 

さて、最近の読書について。

カササギ殺人事件(上)』『カササギ殺人事件(下)』を読み終えた。

読み終えた後に、ミステリーってどんなものを指すっけと考えて、ホーリー・ジャクソンに興味を持ったりした。

アンソニーホロヴィッツはインタビューとかを国会図書館で読んで、割とこの人の中で許せない人物が実際にいたんじゃないかと思ったし、アンソニーホロヴィッツは純文学や古典文学が好きな女性はあんまり好きじゃないのではないのかと思った。

 

ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読み始めた。

キリスト教や資本主義には詳しくないけれど、社会学の始祖ウェーバー様の本なので、理解できるように読み進めていきたいと思う。

 

東畑開人の『聞く技術 聞いてもらう技術』(ちくま)は読み終えた。時折、政治に関する話などがあってげんなりするけれど(私は政治に関して提言をしている人を見るとげんなりしてしまう。投票には進んでいくが。)、まあパートナーとの関係改善のために読んでいる。

 

今日読みたいのは『西洋美術史』と『文学部唯野教授』、『美術を書く』である。

ヴェニスの商人の資本』も読みたいと思っている。