『RRR』が面白かったので、同じS・S・ラージャマウリ監督の『バーフバリ』を観に行くことにした。
後編はまだ観ていない。
インドの古代にあった王国を舞台に叙事詩的な物語を展開していて、『ボリス』と言い、最近王位継承ものを観ることが多い。
アヴァンティカが水辺で手を浸している場面が美しかった。
最後の父親世代の戦いで部族の言葉が翻訳されていないのがちょっとひっかっかった。
あの演出は、「言葉がわからないもの」が襲ってくる恐怖みたいなものを描いていたのだろうか。
音楽や演出やストーリーが派手なので、胃に優しい小津安二郎とかを観たくなった。
女性の描き方については、『RRR』よりも神格化されているというか、『RRR』の方がホモソーシャルだったというべきか、アヴァンティカがすばやく恋に落ちてしまうのはどうかと思ったけれど、男性のイメージする女性像という感じだった。
私はもっと女性主体の映画が観たい。