朝起きて、お湯を沸かし、紅茶を淹れた。
それからパスタを茹でた。
トマト缶のトマトをフライパンに入れ、ほうれん草を切って、オリーブオイルで熱してコンソメを加える。
朝には少し雨が降っていたけれども、6時をまわったところで晴れ間が出る。
退職をした。
退職をするということがいいことなのか、そうでないのかわからない。職場ではもっと続けて欲しかった、と言われたが、個人的には適正というものがわかってきたし、職場の雰囲気に合わせていくのもちょっと大変ではあったから、辞めたという感じ。何より、やりたいこと・やらなければいけないことがあった。休日の休みがパートナーとずれてしまう、ということもまあ、あんまりいいこととも思えなくて、このまましんどくなってしまうよりは、とも思った。
予定調和に仕事をしても、予定調和なだけで、苦手だと思うことをずっとやっていたとしても、何かが破綻してしまう前に辞めようと思ったのだ。
退職をすると、肩の荷が下りたような、それでいてぐじぐじ言ってくる人の言葉にそれなりにやられてもいて、ちょっと毒抜きをしたいような気持にもなった。
昨年度、Fair is Foul, Foul is Fairを掲げたけれど、よいこととわるいことの両面を知っておくとこれから役に立つので、時間が経てばまた何か忘れてしまうだろう。
しかし、終始一貫して私が感じていた「居心地の悪さ」の正体はなんだか結局わからなかった。家に帰って、日記のようなものをつけていたが、なんであんなに居心地が悪かったのだろう。そしてそれは私だけが感じている風でもなく、「今までの職場にいないタイプの子だと思った」とか、まあいくつかのアドバイスも受けたりしていたので、まあ「居心地の悪さ」はあったのだろうと思う。
まあ、見渡していても「びくびくしている人が多いな」という感じではあった。
だからまあ、言われたことはつまりまあ、「これだけは言ってやりたい」っていう支配欲の顕れだったのかもしれない。でもそれだって、もとを辿れば私の持ち分ではないのである。そう考えるとちょっと怒りが湧いたが、(「自分の不届きを人のせいにするな」という)、まあよいことだけで終わる、ということはそうはないのではあるが、机なりパソコンなりをきれいにできたのは今回がはじめてだったので、(いつもぎりぎりまで仕事に追われていた)、定時に退職ができてほんとうによかった。
今日はこのあと映画を観に行くので、まずはこの気持ちを鎮めて行こうと思う。