土曜日にあんまり睡眠がとれず、日曜日も遅くまで起きていたので、今日は1時間ほど居眠りを午前中にしてしまった。
パートナー氏の持ってきた本を本棚に並べ、本棚が少々厳つくなってきたことに気づく。
今日は午前に岡野八代さんの『ケアの倫理』(岩波新書)を途中まで読んだ。アメリカ合衆国のフェミニズムと日本のフェミニズムはだいぶ動きが違うようだな……と思いつつ、心理学者で聞き取り調査をしていたギリガンという研究者に興味を持ったので、「ケア」ということがどんなことなのか、考えていきたい。
午後にはPhotoshopをいじる予定である。
今日は家では淡いブルーのカットソーにジャージー素材のパンツという姿で過ごしている。部屋にいるようのラフな服装でこの服を着ている自分が結構好きだ。
北海道はまだ雪の降る日が続くけれど、今日はやわらかな日差しがカーテン越しに部屋を明るくしてくれている。春がきたんだという気がした。
パートナーの持っている本を段ボールから拾い上げながら「こんな本を持っていたんだ」とか「この本読んだことあるな」という本が何冊も出てきてて、自分と同じものを共有している人がいるんだ、と思った。音楽を聴いている時も、話している時も、まあ時にすれ違いが起きたりはするのだけれども、なんとなく一緒にいて楽しい、と思うことが多くて、自分の中でその人がほんとうにかけがえのない人になってきており、びっくりするのだった。
拾い上げた本をみて、「ああ、これは買おうかどうか迷った京都の一乗寺にある本屋さんの本だな」と思った時に、ぽろっと、旅行した京都ののんびりした夕焼けのあるなんでもない街並みとか、そこのドラッグストアで日焼け止めクリームを買ったこととか、を思い出した。
昨日はパートナーがレモンクリームとそら豆のパスタをつくってくれて、料理ができる間、私は家に来たばっかりのソファに腰掛けて本を読んだりしていて、そういう時間もとても幸せだなあと思った。
洗濯機を回して、洗濯物を干し、掃除機をかける。
洗濯ものをたたむ。洗い物をする。
コーヒーを淹れる。
またぽつぽつと書いて、そっとブログを閉じる。
ダイニングテーブルに飾ってある、神棚に目を留める。
私とパートナーの出会いは、きっといろんなものから見守られているんだなと思った。