はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

読んだ:『女に産土はいらない』

読んでいる中で意外だったことがあって、「学校に行けなくなってしまった」ということだった。

三砂ちづるさんは、女子大で国際保健を教えている人で、もともとは薬学部出身なのである。だけど、応用薬理学の研究室でラットを殺すことに耐えられず、学校に行けなくなってしまった、と。この時三砂さんを広い世界に連れ出してくれたというか、救ったのが歴史学の先生だったそうで、この先生とともにアフリカに行き、アフリカの水を飲んだ、ということが語られているのが印象的だった。

 

三砂さんの文章を読んでいると、とても働き者で、自分の興味・関心に沿って徹底的にやってきた人、という感じがする。

 

文章を読んでいてとても励まされたし、世界に対して常に好奇心を持っていることは悪いことではないし、私が居たいと思って、私らしくあれる場所は絶対どこかにあるんだという気持ちになった。