はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

読んだ:『Notionライフハック』

ブログでふれているけれど、最近、同棲をはじめるにあたって、notionというコネクテッドサービスが使いやすいということがわかり、さわりはじめている。

 

www.notion.so

 

私は新しいものがめっちゃ好きというわけでもないし、どちらかというとアナログなタイプの人間なのだけれど、たぶん情報の整理をすることは好きである。また、引っ越しなどリアルタイムで相手と情報共有して物事を進めていくのにnotionはものすごく便利だったので、notionをとりあえずさわってから書店で入りやすそうな本を探した。

 

そこで見つけたのが本書である。

 

 

簡単な感想を先に述べると、notionの使い方というよりも、notionのレシピ集というか、「こういう場面で使うと便利ですよ」とか「ページを最初からつくるのは難しいと思うので、こういう情報の整理の仕方をするといいですよ」という本だった。実際に基本の使い方を知るのはYoutubeを並行して使うと理解が進みやすい。ただ、実際にnotionのページをさわるとなると、どこからさわっていいかがわからないので、この本みたいにレシピ集を眺めてどんな項目をつくったらいいかのイメージができるのはよいことだと思った。

 

まずはじめに:

「情報共有のサービスをわざわざ使うのは意識高い系じゃないか」

と思っているそこのあなたへ

そもそも、情報共有のサービスなんてLINEで一言連絡したり、URLを貼っておけばいいじゃん、という考え方の人もいるかとは思うのだけれども、

自分である程度情報整理の枠組みをつくれることと、共通でやるTodoリスト(タスク)を可視化できる点から、情報共有のサービス(Notion公式はコネクテッドサービスと言っているらしい)のNotionを使うと、LINEより便利だし、使い方の幅が断然広くなる。

 

Q. Notionってどこで知ったの?

A. 旅行計画を練るのに調べていく中で知った。

 

もともとこのサービスを知ったのは、去年にパートナーとはじめて遠出をする(別府・湯布院に旅行する)にあたり、計画をパートナーと立てる必要があったので、共有の情報整理サービスを探していた時だった。

私は意識は高くはないのだけれども、文化人類学にもともと興味があるので、たまたまUXリサーチャーというお仕事*1をしている人と、文化人類学者との対談イベントを視聴していた。

 

Notionから話はそれるのだけど、その時知ったのはMiroという情報整理ツールである。

 

対談イベントでは感想などを整理するのに使っていた。

ということで、「そういえば情報整理ツールって何があるんだっけ」と思ってMiroと同じタイミングで知ったのがnotionだった。

 

対談イベントを視聴したあと、パートナーとの旅行計画のブレインストーンミングで使ったのがMiroであった。

 

*余談*

パートナーとは当時都内で同じ延線上に住んではいたけれども、平日、仕事終わりに電話で話しながら計画を詰めていたので、オンラインで記録を残すことが必要だった。

旅行計画の最初は、「どこに行きたい?」とか「何を食べたい?」といったアイデアだしをする必要がある。(と思っている)。そこでMiroを使って、旅行で何をしたいかの優先順位をパートナーと決めた。今でも、ブレインストーミングはMiroを使った方が便利だと思っていて、国内旅行の旅行計画を練る時はそこまでタスク管理? は必要ではないかな~? などと思っている。

 

miro.com

 

ということで、Notionについては「情報を整理するのに便利そう~」とかいう感想しか持っていなかったのだけど、今回新居引っ越しの計画を立てるのにすごく便利だった。

 

Q. ではあなたは最初にどういう使い方をしたのか

A.  購入したい家具をリストアップしていくのに使った。

 

最初はわれわれも、LINEで気になる家具のURLを貼って電話しながらどういうものがいい、みたいなことをやっていた。けれども、「家具」と一言にまとめても、たとえば「ソファ」とか「ダイニングテーブル」とか「ベッド」とか大きいグループの中にある別の言葉(イメージ?)があったので、LINEで一つ一つURLを貼っていくのみでは何が欲しいかがわからなくなっていった。

なので、まずはサービスを使ってみて、テンプレートをダウンロードして、なんとなくさわりながら後に「階層」と言われるものをつくった。

たとえば、「ダイニングテーブル」の項目の中に、ネットで見つけた家具の写真を挿入して、さらにブックマークもつけて……という感覚的な操作をした。

動画でも言われているのだけれども、notionを使い始めた人は使い方に挫折する、というポイントがあるらしい。だから、レシピ集を見るよりもひとまず感覚的に使ってみるといいと思った。そうすると、どんなものをつくりたいかというのも後からイメージができるようになる。(気がする)。

 

Q. タスク管理って何か

A.「いつまでに」「何を」「誰が」するのか、という項目の整理。たとえば新居への引っ越しとか。

 

新居に引越しをするまでに、家具については検討できたのはよいものの、ガス・電気・水道などのライフラインの手配や、入居に必要なもの(住民票など)をいつまでに用意するのか、というタスク管理をパートナーと共有する必要があった。Notionはこの点で、項目づくり(タスク管理)をするだけでなく、「共有」をすると共同編集がリアルタイムにできるという点が良い。

 

Q.その他にどんな使い方をしている?

A. 謎解きをつくってる

 

パートナーが謎解きが好きで、今度記念日に何か仕掛けをつくれるとよいと思っている。そこで、企画を実現するのに「どういう状況で」「何が必要で」「どういう順番にすればわかりやすいか」「何が前提で、何が想定外として考えられるか」みたいなことを整理するのにちょうどよかった。謎解きをつくっている会社がどういうツールを使っているのか知らないけど、構成を整えたり、何かのイベントを企画したりするのにもnotionは使えると思った。

謎解きが成功したら、その記事もアップしようと思う。

 

最後にここまで読んでくださった人にメッセージ

notionは公式アンバサダーがいて、本も少しずつ出ているけど、もっといろんな人やいろんな会社に普及されてよいサービスだと思っている。けれどあんまり浸透していないイメージがあるし、とっつきにくさも感じている。だからこそ、この記事はNotionのアンバサダーの人に読んでもらいたくて書いた。「アナログな20代後半の女性をサービスに取り込むとしたら、どういう体験談があるとサービスをもっと広めることができるのか」ということを知ってほしいと思ったからである。

私は使い始めたてなので、もっともっと使い方に工夫ができるようになりたいし、料理のレシピとかもまとめられるようになりたい。

 

というわけで、今回は実用書の感想と、サービスの感想(「notion、便利です!! もっと世に取り入れられてほしいです!!」というもの)でした。

*1:マーケティング分野に位置づけられいるけど文化人類学と親和性があるらしい