はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

北海道という土地

京都で大原三千院上賀茂神社に行き、大阪で醍醐寺展を観たりして、まだ記事にはしていないけれど岡山の倉敷にも行って、どうにか飛行機で北海道に戻ってきた。北海道に戻ると、電車の中は静かで、車窓から見る景色は白樺や針葉樹の緑が多くて、ある意味とてもほっとした。最近流行のツイッターの分析をAIがしてくれる機能を使ってみた時に、「北海道に移住するというのはあなたにとって良い選択肢です」とそこだけは褒めてくれたのだけど、なんでだかちょっとわかるような気もする。

 

京都や大阪という、都・都だったところにある文化(渡来人よりもたらされた仏教文化や、日本の神話と結びついた王朝文化)はやはり中央集権の進んだところでできた文化、というような気がしていて、それに対して北海道は、そのもっともっと遠くにあったのだという気がした。自然と共存することや、動物とともに生きること、神というのがもっと身近にあって生活というのはそれらの大きな自然の中で生きることをしてこない、圧倒的な自然の前で与えられたものを自分の役割の中でいただいていく。

 

私が育ったのは北関東の田舎だったので、京都や大阪も、北海道もどちらも遠くに感じる。城下町というほどの城下町もなかった場所で、漁民や農民が移り住んできて、それで今は各地でなくなってしまった、街というものに溶け込んで人と人とのつながりを大事にしてきたが私の育ったところだった。よく自分の土地について、似ているところを探すのだけれど、アメリカの真ん中や西側の方と雰囲気が似ているのではないか、と思ったりする。

 

北海道に行くことになる、となった時、自分がその土地でやっていけるのか、雪は大丈夫か、不安にならないこともなかったが、東京にはもう自分の居場所というものがなかったことを考えると、よい選択のようにも思えて、改めて北海道に呼んでくれたパートナーに頭が下がる思いである。

 

北海道に似ている土地を探してみたいので、フィンランドエストニアや、そういった北欧のことも勉強してみたいと思った。