うめやまちはる、2023、『心曇る日はご自愛ごはんを』、KADOKAWA
心曇る日はご自愛ごはんを | NDLサーチ | 国立国会図書館
hontoで購入してブラウザで読んだ。
うつ? で退職して事実婚をしてご飯をつくる日々……というのが、今の状況と似ているので、共感をしながら読んだ。
「寝てしまう」とか、「家事や料理を頑張りすぎると次の日疲れてしまう」とか、あるあると思って読んだ。
今のところ、私は料理を楽しくやれているので、「自分のためにも美味しいご飯をつくりたい」というのはすごく共感した。
読んだ後に猛烈に家事をやりたくなり、洗濯物を干して買い物に出かけた。
猛烈に料理をしたい気分だったので、活あさりなどを買ったのだが、帰ってきて、あさりの砂出しのためにボウルに水をはって、あさりをいれてやると、さっそくあさりがぷかぷかと呼吸をしてくれて、「あさりも生きているんだなぁ」と思った。
昨日、小豆を煮た後にキッチンが汚れていたのを放置してしまい、パートナーに掃除してもらったのだが、「大切にしてほしいんだよ」と言われたのを思い出した。
丁寧な生活に憧れていたのだけど、丁寧に暮らしていきたいと思った。
『心曇る日はご自愛ごはんを』のメニューはすごく豪華とか、そういうわけではないのだけれど、回復に向かう過程の人が描いている話で、ぴりぴりしていなくて、読んでいてとてもなごんだ。