一度朝の五時に目を覚まし、アボカドの生クリームスープをつくって飲んだ。
もうひと眠りしよう、として起きたのが7時である。お湯を沸かして紅茶を淹れて、パートナーを呼んだ。私たちは朝食をとらない代わりに紅茶を飲むようにしている。
パートナーが仕事に行くのを見送って、私はへろへろと布団に戻った。
朝の5時の段階ではそんなこともなかったのだが、異様に眠かったのである。
「荷物の受け取りがあるから午前は家にいてくれないか」
という要望を受けていたので、11時ごろチャイムが鳴ると荷物の受け取りをした。
一度起きてほうれん草、生クリーム、アボカド、玉ねぎでパスタをつくった。
（今日は半茹でではない）
それらを平らげると、シンクにお皿を持っていき、また眠くなってベッドで眠った。
何か夢を見たような気もするけれど、起きたら何も覚えていなかった。
13時半になった。つまり今日は11時間寝ていたことになる。
午前は日が差していたのだが、午後は曇り空になった。
今日はほんとうは役所に行って手続きを済ませる予定だったのだが、眠った後の身体はまだ目覚めていなかったようなので見送ることにした。シンクに洗わなければいけないものもあることだし。
買い物に行って、さば、トマト、白菜、みかん、おろしにんにくなどを買った。作り置きのおかずをつくれるようになりたいし、早いところキャロットケーキもつくりたいが、今日はこのまま洗い物をして食事の準備をしたらあとはひたすら読書をするだけとする。
昨日はパートナーが午後十時くらいに帰って来て、二人でハーブティーを飲んだのだった。その日にあったこととかを話した。
それまではいつも電話で話していたから、同じ家で顔を合わせて話せるようになったのがうれしかった。
時計を見ると今は15時37分である。
村上春樹の本（『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の上巻）を読み切りたいので、ここで切り上げてコーヒーを淹れることにする。
