はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

10/16~10/24までの北海道滞在

オーストラリアもクロアチアバングラディシュも、1週間滞在して1週間ではよくわからなかったが、旅行としてはそのくらいでよかったかもー、などと思っていた。

北海道に来てからはそれ以上経過しているので簡単に振り返る。

 

10月16日(月)

羽田空港行の電車に乗って、予定時間より少し早く着いたのでラウンジで小説を書いていた。ラウンジはとても居心地がよかったので、これからも使っていきたいなと思った。

飛行機を乗る時はいつも格安航空だったので、大手のサービスに驚いた。

飛行機に乗っている間になんと飲み物をくれるのである。

すごい~と感動した。

感動している間に新千歳に着いて、旭川に行った時の「海の上を飛んでる!」「陸だ!」「今ブラスキントン線通ったのかな……?」などという心の動きとは無縁だったので、自分があまり移動をしている感覚がなかった。

 

これが……大手の航空会社で乗る飛行機……!

クロアチアに行った時はターキッシュエアとJALの共同便だったような……?)

 

しかし目的地に着く頃にはへろへろになっていた。

 

エレベーターに「乗れますよ」と声をかけていただいたりして、「北海道の人はやさしい……!」となった。

 

恋人が仕事後に札幌駅まで来てくれて、ご飯を一緒に食べた。

 

夜に村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(上)』を読み始めた。

 

10月17日(火)

 

札幌市中央図書館に行った。高校の先輩もブログに書いていたが、その町の図書館に行けばどういう町かわかる……というほどでもないのだが、とりあえず行った。

ここでも町の情報を調べたかったというか、郷土資料のようなものや北海道に関する本が読みたいと思ったのだが、そういった本はあまり見られなかったように記憶している。*1子ども向け(~高校生くらい?)の本が充実していたので、きっと図書館司書をしている知り合いのRさんは、ここにある本を読んで育ったのかな~、などと思った。

 

岡真理の『アラブ、祈りとしての文学』があったので、2章ほど読んだ。

 

コーヒーとピザトーストをいただいて再び市電に乗り、噂のすすきの駅を降りた。

 

布団と毛布を買い、服を買った。

服がなさ過ぎたのである。

 

10月18日(水)

 

この日はずっと寝ていた。9時から15時まで一時間ごとに目が覚めては寝る、というのを繰り返していた。

意外と疲れていたのか?

風邪薬を飲んだり、スープを飲んだりした。

 

10月19日(木)

 

コーヒーをちゃんと飲めるようにしたすぎて、札幌駅でマグカップ探しの旅に出た。

マグカップについて思い出されることがあったので、うんうん悩んで、ついには恋人に連絡するほどではあったけれど、恋人に「かわいいじゃん!」と言ってもらえたのでちゃんと持ち帰ることにした。

これ以降、マグカップでコーヒーを飲んでいるけれど、とても幸せな気持ちでいる。

 

10月20日(金)

 

職務経歴書について書こうとすると物理的に吐き気がして全然書けなかった。

人に電話で相談すると「過去のことを考えるというのも大事だけれど、終わったことなんだから次だと思って進めばいいじゃん」というアドバイスをもらった。

病院の予約をとったりした。

しいたけさんの文章を読んだりして、「半年以上の努力をしても突破できない壁に当たってしまった」から、自信をなくしているんだ~と思うことができた。

その他、母親から「現実のこととして思い返すのが難しいなら、フィクションだと思えばいい」というアドバイスをもらった。

この日は家でぐるぐると考えることが多くて、また自分のことだけでなく世界のことも引き受けて考えようとしていたので辛くなった。

 

10月21日(土)

 

面談を済ませ、次の面談について日程調整をした。

朝即席で資料を作ったから、当然だけど書き直すように言われた。(別に不服とかでは全然ない。もう一度自己分析しようと思った)。

恋人とユニクロに行ったり、家具屋を見たり、ジェラートを食べたりした。

東京にいた時のデートと違って、すべてが駅周辺で完結するから楽しいな~と思った。

家電量販店で冷蔵庫を見て、「両開きの冷蔵庫が欲しい!」などと話した。

 

10月22日(日)

 

朝は有名なパン屋さんに行って、クロワッサンなどを買い、9時くらいに例のマグカップでコーヒーを飲んで朝食とした。

その後部屋の内見に行った。

「部屋についてはじっくり決めよう~」と思っていたので、参考程度に行くつもりだったのだが、思いのほか気に入る物件があって、どきどきしてしまった。

今もこの物件のことを思い出すとどきどきする。

お昼にリゾットを食べた。

年末の予定について決める。

 

10月23日(月)

 

就職活動と称してハローワークに行って求人を探した。

ハロワの求人検索、普段見ない業界の仕事や、小さな会社の事業を見られるので面白いと思った。

帰りに文房具屋に寄ってノートとボールペンを買い、どの求人のどんなところが良かったか、どういう働き方をしたいかといったことをノートに書いた。

この求人はこういうところが自分と適合すると思った、私は今までにこんな仕事をしてきた……など。

夜は高校の先輩のブログを読んだり、大学のOGでブロガーをやっていた人のブログを読んだりした。

 

10月24日(火)

 

北海道博物館に行ったり、新札幌駅でクレープを食べたりした。

時間を見つけて白老町のウポポイにも行き、北海道博物館と比較をしてみたいと思った。先住民族と国際関係について、興味があったので関係する本をhontoで購入する。

ナタリー・ゼーモン・デーヴィスという女性歴史学者が亡くなったらしかった。

彼女の著作の『マルタン・ゲール』(平凡社)と『境界を生きた女たち』を読みたいと思った。この日は山口昌男の『天皇制の文化人類学』を読み進めた。

 

そういえばなんのかんのと過ごしていたが、恋人とはじめて出会った日から一年が経過しているのであった。

 

〇雑感〇

 

「北海道に引っ越す」と言うと、大抵の人から「これから冬になろうとしているのに……」というコメントが返ってきて、私も不安になっていた。

寒い日もあるけれど、10月半ばであれば、まだ日は暖かいし、紅葉も見れるので、タイトなスケジュールではあったが、この時期に来れてよかったなと思った。

地図を買ったり、実際に土地を歩いたりして、なんとなく地理感覚を身につけつつある。

ご飯に関しては、お金があまりないので、オートミールをふやかして食べていることがほとんどである。一度ラム肉を買ったが、探求が必要だと思った。マグカップを買ってからはコーヒーをよく飲んでいる。

夜になると寒さも相まって、自分が何者なのか、何をしようとしているのか、どこを目指そうとしているのか、などと考えて不安定になることが多い。

加えてパレスチナの状況をネットなどで見て、てきとーなことを言っている人を見て腹立たしく思った。(私が大学で国際関係を勉強しようと思ったのは、ニュースを見て、少なくともどういう人物が何を言っていて、それはどれくらい同調してもよいことなのかがわかるようになりたい、と思ったからである。イスラームを勉強したという人の中にはてきとうなことを言う人が少なくない……。とはいえ、人のふり見てわがふり直せというので、大学の講義資料についてもう一度目を通そうと思った)。

 

自分と向き合う時間がじっくりあって、この状況がとても良いものだと思った。

しかし禍福は糾える縄のごとし、と言うので気を引き締めたいと思った。

 

考えていることや、今まで考えてきたことについて、なるべく言語化する作業をしようと思った。また、今月は忙しくて全然本を読みとおせていなかったが、まあ1冊くらいは読めるようにしたいと思った。

*1:今、「北海道立図書館」で検索をかけたらこちらに北海道の資料が充実してある模様。しかも北海道博物館の方面だった。