はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

貴船神社・鞍馬寺に行ってきた。

5月3日を大阪で過ごし、その日に京都に移動した。

朝はパン屋さんでパンを買い、持ってきたドリップコーヒーを使ってコーヒーを飲んだ。

私は6時に起きてブログを書いたり、本を読んだりしていたのだが、恋人はすやすや眠っており、諦めてパン屋さんに行くことにした。

パン屋さんで、総菜パンやペイストリーを買ったりしてホテルに戻ると、恋人は起きていた。私たちはもそもそとパンを部屋で食べた。

その後歩いて三条まで行った。からふねやという有名なパフェのお店で、パフェではなくテイクアウトのドリンクを注文し、飲みながら駅まで向かった。三条から出町柳まで電車に乗り、叡山電鉄に乗り換えて貴船神社まで行く。

恋人と貴船神社に行くということがよいことなのかどうかわからない。

貴船には2016年にも来ている。その後も一回来たことがあるような気がする。

お参りをし、お守り(水守り)とむすび守をいただいた。

水占いもしたが、末吉で、あまり良いとは言えなかった。

その後結社にも奥宮にも行き、また本宮に戻って絵馬を書いた。

恋人は絵馬になんて書いたか知らないが、私は「互いに自立し、豊かで楽しい遠距離恋愛ができますように」と書いた。恋人は6月から北海道勤務になるのである。

 

川床で私は鮎と瓶ビールをもらって飲んだ。

川のせせらぎを聴きながら飲むビールは最高だった。

 

その後、戻って貴船から鞍馬の方に向かった。

最初は急な斜面が多くて、汗だくになりながら道を歩いた。ハイキングだった。

 

最初の方はぜいぜい言いながら登っていたのだが、途中から道が舗装された道に入ることができた。

鞍馬は昔から天狗信仰が有名と聞いている。

水の神を祀る神社と、天狗とは、なかなか相容れなそうに思うのだが、やっぱり隣り合ってはいても、別の神社と寺なのであった。

 

帰りに一乗寺に寄り、恵文社書店に行った。

本は、大学時代の指導教官の本と、ジョージ・オーウェルのエッセイ、萩原朔太郎が選んだ和歌集を買った。

買いたいなあ、と思っていた『文芸的な、余りに文芸的な』(講談社版)は恋人が購入しており、彼は純文学や古典があまり好きではないそうなのであるが、この際もっと純文学に興味を持ってくれるといいなと思った。

 

その後また移動して小料理屋で食事をした。

「今日はここのお店にも神さんが来はったんですよ」と店主は言ってくれ、いいことがありますよ、と言ってくれた。

料理は豆ごはんやだし巻き玉子や、トマトとチーズ焼きなどを頼んだ。

どれもやさしくあたたかな味付けだった。

 

そのお店を後にして、私たちはバスに乗り、宿まで戻ってきた。

(事前に宿に荷物を預けてあったのだ)。

チェックインを済ませる前から、恋人は「ラーメンが食べたい。京都のラーメンは美味しくて……」などと言い出しており、私も一人の時間は欲しかったから、好きなようにしてもらった。

私はその間本を読んだり、物を書いたりして過ごした。

 

彼は一度戻ってくると、「服を洗濯しなければならない」と言い、彼が洗濯と乾燥をしている間、私は『泥棒かささぎ 序曲』や、シューマンの『予言する鳥』を聴いていた。それでも帰ってこなかったので、ラフマニノフの二台のピアノ曲を聴いたりしていた。

 

私は、小料理屋の店主がとても親切な人だったことを思い出し、一人しんみりと、なぜあのように親切にしてもらったのだろう、と思った。

 

恋人が帰って来て、彼は「ズボンが一着どうしても乾かないから、部屋で乾燥させることにした」などと言っていた。