インド映画で『バーフバリ』の監督の作品だという『RRR』を観てきた!
圧巻の映像で観ていて本当に楽しかった。
Wikiでは「叙事詩的」とあり、現実にいた二人のインドの英雄が友達だったら...? という着想でつくられた作品らしい。
ストーリーはシンプルで、大英帝国支配下のインドにおける二人の人物の友情と戦闘がメインに描かれる。
一人はゴーント族のビーム。集落からイギリス総督夫妻に連れ去られたネッリという少女を母のもとに戻すために、総督の屋敷に潜り込む機会を伺いながらデリーのバイク店で働く。
もう一人の人物はラーマ。シータという婚約者を故郷に残し、警察官として総督に反逆するインド人を取り締まる。
とても強くて何者にも屈しない最強の二人が出会い、友情を育むが、一方は捜査される側、もう一方は捜査する側としてお互い素性を隠したまま接する...というのが第一部の展開。
途中でインターバルが挟まれ、なぜラーマは警察官になったのかが描かれる。
今までどのアクションムービーにもあまり感動しなかったが、『RRR』で繰り広げられる戦いは、「男の熱くたぎる血」と言えばいいのか、観客の心を掴む圧倒的なパワーで繰り広げられるのだ。
普段「男性社会よくわからな〜い、暴力きら〜い」という私でも、「祖国のため」「使命のため」「家族のため」「民族のため」「自分のため」に闘う人の気持ちに共感してしまう。
最近イギリス文学ばかり読んで「イギリスもっと知りたいな〜」と思っていた私はこの映画を観てすっかりイレデンティズムに目覚めてしまった。
高校生の時に観ていたらテルグ語を学ぶ方法を探していたと思う。
……と思ってテルグ語について学ぶ方法をなんとなく検索していたら、字幕監修者は母校のOGだった!!
しかも専門は歴史学らしい!!
論文読みたいな!!
※テルグ語の学習法を調べるまでに「国家とは…」とか「君主号とは…」とかを考えていたのでやはり私のアイデンティティは国際関係学にあるのかもしれない。