はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

乳虎

見知らぬ人からメッセージが届いており、暇なので何度かやり取りをしていた。この人物が何を目的としていて、何故私にメッセージを送ろうと思ったのか、てんで不明だったのだが、「何か私の国について知っていることはないか」と訊かれて、「この小説家の書いた小説を読んだので、どんなところなのか気になっている」と答えた。「その小説家の作品を読まれたのですね! 私のおすすめは『乳と虎』です」と言われる。

 

それでメッセージは打ち切りになったのだが、気になって、『乳と虎』という小説を調べてみた。しかし、そんなタイトルの小説は存在しない。

 

そんなタイトルの小説は存在しなかったのだが、「乳虎」という言葉は存在した。

 

なんでも子どもを産んで、乳をあげる雌の虎はとりわけ気性が荒いのだが、そのような虎も深い愛を持っているという意味が含まれた言葉なのだそうである。

 

――川上未映子の『乳と卵』と勘違いしているんじゃないか?

 

しかし、この外国人がなんの、どのような目的で私にメッセージを送ってきたのかが今一つ判然としないため、果たして『乳と虎』という文学作品がほんとうに存在するのか、ただ日本語訳になっていないだけなのか、でもそれにしては『乳と虎』という言葉の選び方が妙に文学作品っぽいんだよな……と狐につままれたような気持になった。

 

今日は午前中にお皿を洗い、洗濯をして洗濯物を干し、日経新聞を読んで、「知るぽると」のサイトを読み込み、小説を書いた。