高校の同級生の結婚式に招待された。
レンタルドレスを借りて、パーティー用の靴を買い、ご祝儀袋の筆耕サービスを頼み、うきうきで出かけたのである。
ホテルの式で、披露宴からの参加なのかな? と思っていたら人前式であった。
参加者が証人になる、というのもその時始めて知らされ、いや婚姻証明書の証人としてサインしたことはあるけれども、結婚式で証人になるというのははじめてのことだったので心持ち緊張した。
友達は美人なのだが、その日は格別に美しく、ドレスがよく似合っていた。
本当にお姫様みたいで、とても幸せそうだった。
お手紙を読むところでは家族の感謝を述べているところが素敵だと思った。
式に参加したのは高校の同級生と大学の友人のようで、高校の同級生の中には8年ぶりに会う子もいて、時の流れって残酷だ...ともなった。
知らない人とビンゴ大会、というようなことが苦手なので二次会は辞退し、後に二次会に参加した子たちの写真を見て胸が痛くなりながらも、これでよかったのだ、と思った。
引き出物はバウムクーヘンとギフトカードだった。ギフトカードでは通勤用のバッグを注文することにした。
結婚式には憧れる。
というかああいうめでたいパーティーというのに憧れる。
花嫁の明るく美しい姿を見て、
私はまだまだ人間性を磨かなければ、と思うのだった。