撮影までにダイエットなどに取り組めればよかったが、10月上旬までいろいろとすることがあったので、ダイエットは先送りになった。気が付けば結婚式まで半年くらいになっており、少し焦る。
撮影は平日に行うことにし、婚約者には有休をとってもらった。ロケとスタジオで体力を相当使って、撮影自体は10時からはじめて15時くらいには終わるのだけど、疲れが見えてしまうので、体力を充実させるといいと思った。
また、昼食を撮る時間はないに等しい。
10時に写真屋さんに向かい、すぐにヘアメイクが始まった。「え!! こんな風なメイクができるんだ!!」という驚きのメイク仕様である。私はメイクをさっとさせて終わりにさせてしまうタイプなので、自分の顔がメイクでみるみる変わっていくのが楽しかった。
成人式の写真撮影などをしたことがあるので、ヘアメイクをするのには慣れていたが、その時とはまた違ったメイクをしたので、「こんなお化粧もできるんだ!!」とびっくりした。俄然ブライダルメイクが楽しみになってきた。
そういえば、昔は街の写真屋さんというのがあって、私はそこに何度かお世話になったことがあり、成人式の写真はその写真屋さんに飾ってもらったことがある。大学生になった時に、同郷の友人ができるのだが、その人は自分の家がご用達の写真屋で、君の写真の前には僕ら兄弟の写真が飾ってあったのだ、と言った。
ロケの撮影の時から、スタジオの撮影の時まで、ちょっと疲れはにじんだが、こういうショットを取りましょう、と言われた時に、指示通りに反応できたのは、昔写真屋さんで写真を撮ったことが影響していると思う。
体力的に、芸能人にはなれない、と思ったけれど、いつかモデルの仕事をやってみたいと思う。なんか、雑誌とか本とかに出れるような感じで。
全体的に、スタッフさんが「かわいいー!」と盛り上げてくれて気分が上がった状態で撮影できたのが嬉しかった。
一度だけ、写真家さんが「美しい!!」と言ってくれて、それも嬉しかった。
花嫁さんというのはきれいなものなのだ。
結婚式の時にはもっときれいになるぞ、と意気込んだ。
写真は次の日から1年間ダウンロードができるらしかった。
すぐにデータになるの、時代……!! と思った。