次の土日に行こうかな~と思っていた神保町ブックフェスティバルに、Twitterで新しくフォローした人が「一緒に行く人を募集しています!」とつぶやいていたので、プチオフ会みたいな形で私とフォロワー、フォロワーのフォロワーという三人で神保町に行った。
聞けばフォロワーは文学部三年生で、ポストコロニアリズムやフランス語文学、イスラーム圏に興味があるらしく、私の興味も重なるので話をしてみてよかったと思う。
神保町ブックフェスティバルでは、大学の時の知り合いで、今度一緒に映画に行くAさんも出版社サイドとして参加しており、フォロワーが本を買っている間に私はAさんと写真を撮ったりしていた。
私が買ったのは古井由吉の全集5巻目『槿/眉雨』と、オーランドー・ファイジスの『ナターシャの踊り』上巻、光文社の駒井稔さんの『いま、息をしている言葉で 「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』だった。
古井由吉はいつか読まねばならないと思っていたので、思い切って買った。
『ナターシャの踊り』は奈倉有里さんのエッセイ、『夕暮れに夜明けの歌を』を読んでからロシア文化史に興味を持ち始め、購入するに至った。(ただし上下読み切れる自信がなかったので上巻だけ)。
私は大学時代、光文社古典新訳文庫にとてもお世話になっていたので、駒井稔さんの本(これも書店で見かけた時いつか購入したいと思っていた)を買った。
神保町ブックフェスティバルはすずらん通りという通りに各出版社が小さなワゴンに載せた本を販売する、本の露店ともいうべき様子で、ニッチな絵本の出版社から、よく知られている出版社まで多く本を売っていた。
フォロワーは十冊以上を購入しており、フォロワーのフォロワーと私は彼が威勢よく本を買って行く様子を遠くから眺めた。
ほんとうに読みたかったのはイヴァン・ジャブロンカの『私にはいなかった祖父母の歴史』であるが、名古屋大学出版会は出店していなかったので見送った。
フォロワーの勧めていた『愛、ファンタジア』は機会を見て読もうと思った。
次の日、12時間以上眠ってしまって、意外と疲れていたことを知った。
読む本がたまっているので、今月は自重せねばならない。
とりあえず手をつけているカズオ・イシグロを読む。