はちみつのdiary

hannyhi8n1から引っ越しました。

先週の覚書

凍蝶というのがいてですね、

俳人の先生に話しかけられた。

 

冬に蝶が枝にとまっているんですよ、

と続けられて

はあそうなんですか、と返事した。

 

あとで調べると高浜虚子が一句詠んでいた。

 

凍蝶の己が魂追うて飛ぶ

 

そんなものがあるんだなあ、くらいにしか思っていなかったが、凍蝶をみた。

どこで見たかと言うと、箱根ガラスの森美術館の庭の枝に止まっていたのである。

でもそこはガラスの森美術館だから、ガラスでできたものかもしれない。

あれは蝶だったのかガラスだったか。

 

箱根ガラスの森美術館では帯留めをつくったり、ガラスの作品を見たり(山本茜さんの作品が大変よかった)、ガラスでできたブローチやネックレスを眺めた。

 

その昔イタリアのムラーノ島というところにガラス職人を集める法律があり、ヴェネチアン・ガラスはそこで発展したようである。

日本では富山に研究所というか、修行する場所があるらしい。

 

帰りに日帰り温泉に寄って、温泉に入っている間中、「もう辛い恋はしたくないな……」などと思うなどした。

 

箱根に行っている間スマホを失くして同行者に迷惑をかけた。

 

次の日は小田原城を見学し、お城の近くにいた猿を眺めて、

「ハーロウの実験」について思い出すなどした。

 

帰りにあったかい鴨南蛮そばを食べて帰った。